VW パサート・ヴァリアント 新型、EVモード100kmのPHEV設定…IAAモビリティ2023で発表へ
VW パサート・ヴァリアント 新型、EVモード100kmのPHEV設定…IAAモビリティ2023で発表へ フォルクスワーゲンは8月31日、ミドルクラスワゴン『パサート・ヴァリアント』(Volkswagen Passat Variant)の新型のプラグインハイブリッド車(PHEV)を欧州で発表した。実車は9月5日、ドイツで開幕する「IAAモビリティ2023」で初公開される予定だ。 新型の車台には、「MQB」の進化バージョンの「MQB evo」を初めて使用する。これにより、新型パサート・ヴァリアントでは、さまざまなパワートレインの搭載や駆動方式の採用が可能になった。 新型には、新世代のPHEVの「eHybrid」を設定した。直噴1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンに、モーターを組み合わせる。PHEVシステム全体のパワーは、204psと272psの2種類が用意される。新開発のバッテリーは蓄電容量が19.7kWhと、従来型の10.6kWhから大容量化。EVモードの航続は最大100kmに到達する。 充電に関しては、ACでの充電出力が従来の3.6kWから11kWになり、充電時間を約2時間に短縮した。DC急速充電ステーションでは、最大出力50kWで充電できる。バッテリーの8割の容量を約25分で充電することが可能だ。 新型には、スポーティな「Rライン」がラインナップされる。フロントは、バンパーが専用デザイン。バンパー開口部はブラックアウトされ、中央にメッシュパターン、両サイドに2本のスリットが入る。リアバンパーの下側も、ブラックのメッシュパターン仕上げで、赤いアクセントを添えた。18インチアルミホイールは専用デザインとなる。 インテリアは、「R」のロゴ入りヘッドレスト一体型のスポーツシートやフラットボトムステアリングホイールを装着した。表面に滑り止め加工が施されたアルミ製ペダルも装備されている。 また、新世代の「IQ.LIGHT」LEDマトリクスヘッドライトやLEDテールライトクラスター、シートヒーター、キーレスアクセス、イージーオープン/イージークローズ機能付き電動リアゲート、ボイスコントロールを標準装備した。メモリー機能付きのパークアシストプラスも装備されている。 電子制御サスペンションは、より快適でダイナミックさを追求する。MQB evoでは、新世代