トミカ トヨタ GRカローラ

トミカ No.140 トヨタ GRカローラ (モリゾウエディション)

22年ぶりの復活
カローラのスポーツモデル

車種説明

「GR」を展開する「GAZOO Racing カンパニー」が開発した車種で、本ブランドの専売車種としては2019年に発売された「GRスープラ」、2020年に発売された「GRヤリス」、2021年発売の「GR86」に続く4台目の車種である。

発表前はモリゾウエディションのみ台数限定で、RZは通常販売する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響により、モリゾウエディション、RZともに抽選での台数限定販売となることになった。

抽選受付はRZ、モリゾウエディション共に2022年12月2日から開始、RZは12月19日まで、モリゾウエディションは12月18日まで受け付け、2023年1月に当選者を発表して指定したディーラーで商談受付、納車の流れになる。

日本仕様のグレード構成

GRカローラ RZ

2023年初頃から全国のトヨタ車両販売店を通じて発売を開始する予定の5人乗りの通常モデル。初回生産分はインターネット抽選で500台、税込525万円。

同年8月23日に一部改良が発表された。シャシー部分は締結するボルトの一部が締結剛性向上ボルトとなり、フロントサスペンションメンバーとステアリングギアボックスを締結する2ヶ所のボルトのフランジにリブ形状を追加。リアサスペンションメンバーとボディを締結するボルトは頭部サイズを22mmから24mmに拡幅。また、フロントバンパーのダクト形状が変更され、ボディカラーは限定色として新設定されたシアンメタリックに専用内装色のブラック×ブルーが設定された。今回も抽選販売の形態が採られ、発表当日から9月11日まで受け付け、9月下旬より順次商談を開始、秋ごろから販売が開始される。販売台数は専用内装色分の50台を含む550台に増やされ、前述した半導体不足が緩和傾向にあるため、販売台数が増加される可能性があることを示唆される。

GRカローラ モリゾウエディション

2023年初頃から全国のGR Garageにおいて抽選で70台限定で販売される限定モデルで、12月2日より受付が開始された。価格は税込715万円。

GRカローラRZとの違い

・リヤシートを撤去し乗車定員を2名としたことで約30kgの軽量化を実現。

・最大トルク370Nmから400Nmへ向上し、中回転域のトルクを高めることで加速性能を向上。

・構造用接着剤を3.3m追加で塗布し、ボディ補強フレーズを追加することで、ボディ剛性をさらに強化。一方で軽量化のためにCFRP製のルーフやアルミ製ボンネット/ドアなどを採用した。

・ディファレンシャルギアのローギアード化と、1~3速のクロスレシオギア化により、動力性能の向上と、気持ちのよいギアのつながりを実現。

・タイヤはRZが235/40R18サイズのADVAN APEX V601を使用するのに対し、モリゾウエディションは245/40R18サイズのミシュラン・パイロットスポーツカップ2を使用。10mm拡幅したハイグリップタイヤを使用することにより、コーナリング時の安定性・ブレーキ性能を向上。

・しっかりと体をホールドする専用セミバケットシートを採用。

・インテリアでは、ドアトリムオーナメントやインストルメントパネルなどへ鋳物ブラック塗装を施し、ステアリングやコンソールにはウルトラスエード表皮を採用し、スポーティーな室内空間に上質さを加えた。

・外装色には限定色のマットスティールを設定。さらに、GRカローラ モリゾウエディションならではのこだわりの証として、ウィンドシールドガラスにモリゾウサインを施した。

カローラスポーツのボディを基本骨格として、ロングホイールベースによる優れた走行安定性はそのままに、フロントを60mm、リアを85mmワイドトレッド化することにより、高速旋回性能を向上。またフロントフェンダーを片側20mm、リアフェンダーを片側30mm拡大したワイドなスタンスで、野性味のある走りを表現した。

基本的なコンポーネントはGRヤリスと共通しており、電子式多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用のスポーツ4WDのシステム「GR-FOUR」を搭載。今回、駆動配分を制御する4WDモードと、アクセル応答性やステアリングなどを制御するドライブモードを分けたことで、ドライバーの好みや走行環境に応じた選択を可能にした。さらにブッシュのピロボール化、スプリング、アブソーバー、アライメントの最適化にも取り組み、余すところなくGR-FOURの最適駆動力配分を路面に伝達。旋回性能を向上した。制御性能もGRヤリスとは異なる専用設計となっている。

ドライバーの操作へ俊敏に反応する走りを目指し、ボディ剛性を強化。元町工場のGR Factoryにおいて生産することで実現する高剛性基本骨格に加え、リヤホイールハウス間や床下トンネル、タンク前の床下にフレーズを追加することで、操縦安定性能を高めた。またGRヤリスと同様に形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRPのルーフパネルを採用し、剛性を高めるだけでなく、軽量化にも寄与している。

排気管は6月1日の公開時点では左右・中央の3本出しとなっている。

エンジン

GRヤリスにも搭載した1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジンを更に強化して搭載し、最高出力224kW (304PS) を発生している。開発段階でモリゾウ (豊田章男) からの「野性味が足りない」との指摘を受け、GRヤリスのものから排気系などを強化し、更なる高出力化を達成した。

2023年9月16日(土)発売

#トミカ #GRカローラ #モリゾウ

Posted by asami