10月6日発表 新型ノア・ヴォクシー 月間登録台数から推察する納期見込み

10月6日 日本自動車販売協会連合会より
9月度の乗用車ブランド通称名別順位が公表されました。
いわゆる、車種別の登録台数ランキングです。

これによりますと、
9月度ノア・ヴォクシーの登録台数は、
・新型ノア   ……7,770台
・新型ヴォクシー……8,241台
   計      16,011台 です。

1月~9月までの累計値は
・新型ノア   ……40,188台
・新型ヴォクシー……38,252台
   計      78,440台
となります。

一方、2月中旬に発表された
先行予約~2月中旬時点の受注総数は
70,000台ということでしたので、
やっと、これを超えてきました。

納期遅れのオプションを
考慮していない数値ではありますが、
ある程度、初期受注の解消が進んだものと言えます。

今後は、2月中旬以降の受注分の完成登録が
どの程度進んでいくのかに注目が集まります。

2月以降のノア・ヴォク合わせての月間受注数を 
おおよそ30,000台/月と推定し、
これに対して、生産に伴う今後の完成登録台数を
9月度の実績に等しい16,000台/月と仮定します。

これによると、月間受注数に対する
月間生産能力は約1/2となります。

これらの推定条件から
2月中旬~2月末までの半月の受注数は、15,000台となるため、
1カ月分の生産能力(完成登録数)に等しくなります。

ということは、
2月中旬~2月末までの半月分の受注分については、
理論上、10月末までに完成登録されることとなります。

同様に、3月初旬~3月中旬までの半月受注分は
およそ、11月末までに完成登録されると推察され、
3月中旬~3月末までの半月受注分は、
およそ、12月末までに完成登録されると推察されます。

あくまでも、10月以降の生産能力が
9月度の登録台数と同等と考え、
オプション条件を考慮しなかった場合となります。

仮に生産能力が再び、8月以前の状況に陥った場合は、
受注量に対する生産能力は1/4程度ととなり
大きな遅れが生じてきます。

そのような中、先日発表された
10月度のトヨタの生産計画を見ると半導体不足の影響により
RAV4、ハリアーなどの人気車種の工場停止による
生産調整が強いられているのが現状です。

今後、ノア・ヴォクにも同様の生産調整が
入ることも十分考えられるので、
今後、その動向を注視していく必要があります。

いずれにしても、ノア・ヴォクシーは、
トヨタのミドルクラスミニバンという
売れ筋の重要カテゴリーであることから、
これ以上の供給不足が生じた場合
想定を超える市場の混乱をもたらすはずです。

トヨタとしても、そのような事態に対する
危機感を持っているものと思います。
一刻も早く、顧客の立場にたった車両提供体制を
確立してほしいと思います。

by まこメイパパ

Posted by asami